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駐日ブルガリア共和国大使館

第2回ブルガリア語弁論大会が大阪で盛大に開催

13 December 2024 News

12月7日に第2回ブルガリア語弁論大会が盛大に大阪で開催されました。

第2回ブルガリア語弁論大会は「2024年度ブルガリア共和国外務省およびブルガリアの在外公館・領事館の公共、文化、デジタル外交および戦略的コミュニケーション分野における活動計画プログラム」に基づき、ブルガリア共和国外務省の資金援助を受けて実現しました。駐日ブルガリア共和国大使館が主催し、大阪大学外国語学部が共催し、ヒューリック株式会社、株式会社明治、一般社団法人「ブルガリアンローズ文化協会」、株式会社トラキアトレーディングに協賛をいただきました。また、在日本名誉領事の平野譲様、宗政寛様、川村和夫様、そして日本国外務省、ブルガリア共和国教育科学省、ブルガリア科学アカデミー、日本ブルガリア協会、日本友の会に後援をいただきました。

大会には19名の出場者が2つの部門(一般部門5名と学生部門14名)に分かれて参加しました。一般部門の参加者は5人でブルガリアを学んでいるか以前ブルガリア語を大学で勉強したことがある方でした。学生部の参加者は北海道大学、東京外国語大学、創価大学、上智大学、大阪大学、神戸市外国語大学、京都大学、京都産業大学の学生でした。スピーチは3分以内で、テーマは自由、出場者は「夏のアセノヴグラッドの思い出」、「外国人がブルガリア人になる方法」、「未来に触れること」、「ビール一杯に見たブルガリアのおもてなし」、「日本とブルガリアの遊び」、「言葉を学ぶという事」、「幼いころの思い出」、「私の夢とブルガリア語」、「私とスラブ語」、「ブルガリアと日本でのヨーグルトへのかかわり方の違い」などについて熱弁をふるいました。当日のプログラムとスピーチの要約はこちらでご覧になれます。

大会結果は以下の通りです。

一般部門

第1位 福本 将也 「未来に触れること」

第2位 石田 皓之 「夏のアセノヴグラットの思い出」

だ3位 五十嵐 嘉紀 「ビール1杯に見たブルガリアのおもてなし」

学生部門

第1位 和田 たま子 (東京外国語大学)「ブルガリア人のおもてなし」

第2位(同点)福井 薫 (神戸市外国語大学)「ブルガリアで感じたこと」と宮西 大 (北海道大学)「ブルガリアのいまと昔」

第3位 谷 凱弥  (京都大学)「ブルガリアのフォークダンス」

ブルガリア大使特別賞 小笠原 爽夏 (大阪大学)「ソフィアでの夢の一日」

「ブルガリア大好き」特別賞 大塚 勇輝 (創価大学)「僕と友達と思い出と」と船山 凌雅 (京都産業大学)「私とスラヴ語」

奨励賞 徳重 文弥 (大阪大学)「ブルガリアとの出会い」

審査員:

マリエタ・アラバジエヴァ 駐日ブルガリア共和国大使

猪谷 晶子 日本ブルガリア協会理事長

菅原淳子 二松学舎大学名誉教授

松前もゆる 早稲田大学教授

木林美和子 外務省・中東欧課・ブルガリア担当官

マルガレット・ディミトロヴァ教授 ソフィア大学スラブ言語学部 (オンライン)

ゲンチョ・バネフ教授 アテネ大学 (オンライン)

リリヤ・ジェレヴァ准教授 ソフィア大学キリルとメトデゥ学学部 (オンライン)

学生部門の優勝賞の「ブルガリア旅行」はヒューリック株式会社にご提供いただきました。一般部門の優勝賞の「ブルガリア高級ワインワンケース」とほかの受賞者の副賞としてのワインは株式会社トラキアトレーディングがご提供くださいました。また、株式会社明治と一般社団法人「ブルガリアンローズ文化協会」も協賛してくださいました。受賞者にはブルガリア大使館よりズドラフカ・エフティモヴァ、ゲオルギ・ゴスポディノフ、ヴィクトリヤ・ベシリースカというブルガリアの有名な作家の本、そしてブルガリア科学アカデミーより「ブルガリアの文字」という本が贈られました。ブルガリア観光省からも受賞者に商品が提供されました。そして「ブルガリア大好き」特別賞を受賞した京都産業大学の船山凌雅様はブルガリア科学アカデミーとソフィア大学の奨学金により2025年度の「ブルガリア語とブルガリア文化のサマーセミナー」への参加費が免除されます。関西在住の辰巳リリアナ様より2名に「マルテニツァワークショップ」無料参加クーポンが贈られました。また出場者の全員への記念品としてヨーグルト券と山形県村山市で製造されたブルガリアでよく食べられるトマトとピーマンのソース「リュテニツァ」が贈られました。

イベントの一部として関西在住のブルガリア人が用意したブルガリアの民族舞踊とブルガリアのゲームを楽しむプログラムも用意されていました。また、大阪大学外国学図書館職員の竹内さおり様はブルガリア語で「頓智ペタル」の昔話を語りました。

弁論大会にはブルガリアから派遣され、関西でブルガリア語とブルガリア関連科目を教えているイヴォ・ヴラディミロヴ先生、北海道大学でブルガリア語を教えているブルガリア研究者の菅井健太先生、また、オンラインでは東京外国語大学でブルガリア語を教えているブルガリア研究者の木村真先生が出席しました。

今回の弁論大会は2回目となり、ブルガリアでの滞在歴やブルガリア語学習歴を問わず、参加者の皆さんは高いレベルのブルガリア語でスピーチし、ブルガリア語とブルガリアの文化に対する熱意が伝わりました。

弁論大会が開催された関西では近年ブルガリア語学習者の数が増えており、現在は大阪大学外国語学部、神戸市外国語大学、京都大学でブルガイア語のコースがあり、また古代ブルガリア語、バルカン学も教えられています。そのほかに日本では北海道大学、東京外国語大学、創価大学でブルガリア語とブルガリア語関連科目が教えられています。また上智大学と東海大学でもブルガリア語のコースがあります。日本全国の大学でブルガリア語学習者は100人を超え、ブルガリア語関連科目を履修している学生の数は300以上に昇ります。

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