マリエタ・アラバジエヴァ駐日ブルガリア大使、福山市を訪問
15 October 2026 News
2026年10月13日、マリエタ・アラバジエヴァ駐日ブルガリア大使は福山市を訪問しました。訪問中、大使は枝広直幹市長と会談し、ブルガリアと福山市の関係、ならびに「バラのまち」として知られる福山市とブルガリアのバラの都カザンラック市との交流を一層深める可能性について意見交換を行いました。
福山市とカザンラック市の友好関係は、30年以上にわたって続いています。ブルガリア側からは、福山・ブルガリア協会の積極的な活動と、二国間関係の発展に対する継続的な貢献に謝意が表されました。これまで福山市にはカザンラック市の舞踊団が訪問しており、また、カザンラック市で選出された「バラの女王」も毎年福山市を訪れ、ばら祭に参加しています。
会談では、青少年交流、文化交流、教育交流の拡大に向けた可能性についても話し合われました。アラバジエヴァ大使は、STEM教育、科学、技術、イノベーションおよび人工知能(AI)の分野におけるブルガリアの政策と成果を紹介し、日本との協力や共同プロジェクト実施の可能性を強調しました。
また大使は、2029年にブルガリアと日本の最初の公式接触から120周年を迎えることを伝え、この記念すべき年に向けて、福山市で共同事業を実施することを提案しました。
枝広市長は、ブルガリアを訪問した経験があることを紹介し、福山市とカザンラック市の交流をさらに深めたいとの意向を示しました。さらに、カザンラック市の代表団による福山市訪問、および将来的な福山市代表団のブルガリア訪問の可能性についても意見交換が行われました。
福山大学を訪問
アラバジエヴァ大使は福山大学も訪問し、大塚豊学長、国際交流担当の岩本副学長をはじめとする大学関係者と会談しました。会談には、現在、交換留学プログラムを通じて福山大学で学んでいるソフィア大学のブルガリア人学生も参加しました。
大学側からは、ブルガリアとの学術交流の発展について説明がありました。福山大学は、2010年にソフィア大学「聖クリメント・オフリドスキ」と、2016年にヴェリコ・タルノヴォ大学「聖キリル・聖メトディイ」と、それぞれ学術・教育交流協定を締結しています。また、「エラスムス・プラス」プログラムを通じた協力も順調に進展しています。
これまでの双方向交流には、学生49名、教員20名、大学事務職員3名が参加しました。日本側は、こうした交流の成果を高く評価し、各専門分野における知識と理解の深化に貢献していることを強調しました。
アラバジエヴァ大使は、「エラスムス・プラス」による学生・教員の交流に加え、「ホライズン・ヨーロッパ」を通じた共同研究を実施することで、両大学の連携をさらに拡大することを提案しました。今後の有望な協力分野として、福山大学が高い専門性を有する薬学および海洋科学が挙げられました。
さらに大使は、福山大学でブルガリアを紹介する講義を開催することも提案しました。双方は、今後も対話を継続し、ブルガリアと日本の学術交流および研究協力の一層の発展に向けて取り組む意向を確認しました。
福山市訪問、地元メディアで報道
アラバジエヴァ大使の福山市訪問は、地元メディアでも取り上げられました。中国新聞は、アラバジエヴァ大使と福山大学の大塚豊学長との会談時の写真とともに、訪問に関する記事を掲載しました。https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/908671
また、テレビ新広島(TSS)のニュース番組「Hiroshima News TSS」では、アラバジエヴァ大使の枝広福山市長への訪問が報道され、ニュースコーナーでインタビューが放送されました。
