2025年5月24日から6月22日まで、群馬県中之条町にあるバラ園「中之条ガーデンズ」にて、第3回ブルガリア・フェスティバルが開催されています。プログラムでは、ブルガリアの民族舞踊、伝統工芸のワークショップ、ブルガリアに関する情報セミナーなどが用意されています。来場者はブルガリア料理を味わい、ハーブ蜂蜜、ジャム、ワイン、トロヤン陶器、ブルガリアチーズなどのブルガリア製品を購入することができます。このフェスティバルは、駐日ブルガリア大使館も積極的に協力しています。

2025年6月8日、マリエタ・アラバジエヴァ駐日ブルガリア大使および大使館職員が中之条ガーデンズを訪れ、フェスティバルに参加しました。

当日のプログラムは、群馬県でも有名な温泉地の一つ、四万温泉への公式訪問から始まりました。アラバジエヴァ大使一行は四万温泉の旅館『四万たむら』の女将田村早代氏を始め、大勢の四万温泉の女将たちにより盛大に歓迎され、公式昼食会が催されました。昼食会では、ブルガリアと日本の観光・スパ文化分野における協力の可能性について意見交換が行われました。

午後には中之条ガーデンズのバラ園にて、新品種のバラの植樹式典が開催されました。このバラは、有名なバラの専門家である河合伸志氏によって開発されたもので、大使の名前にちなんで「Marieta 」命名されました。これは、中之条町との友好関係の発展に対する大使の貢献への感謝の意を示すものです。

式典に先立ち、エレナ・クツァロヴァ氏によるブルガリアに関する講演が行われ、ブルガリアの自然、文化、観光資源について紹介されました。

植樹式典は、ブルガリアと日本の国歌斉唱で幕を開けました。、アラバジエヴァ大使と中之条町の戸丸茂樹町長が参加し、町議会議員、地元観光・スパ業界の企業関係者、地元の学校の生徒や校長、報道関係者などが出席しました。

中之条ガーデンズは、日本有数のフラワーガーデンのひとつです。園内のバラ園にはブルガリア・コーナーが設けられており、すでに2種類のブルガリア産のバラが栽培されています。また、中之条町は日本最古の温泉地のひとつとしても知られています。現在、大使館は温泉地として有名なブルガリアのヤンボル市と中之条町との姉妹都市提携の実現に向けて、積極的に取り組んでいます。