3月19日、駐日ブルガリア共和国大使公邸にて在茨城ブルガリア共和国名誉領事館開所記念及び明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長  CEO 川村和夫名誉領事就任記念式典が開催されました。

明治グループは1972年、ブルガリアからの国名の使用許可を受け、1973年、「明治ブルガリアヨーグルト」が誕生しました。それ以来、半世紀以上、ブルガリアの乳酸菌を使用し、日本の皆さんが愛し続けているヨーグルトを製造しています。2015年、ブルガリアのイメージ向上に大きく貢献したことにより川村CEOはブルガリア共和国マダラ騎士の勲章一等を叙勲されました。

マリエタ・アラバジエヴァ駐日ブルガリア共和国大使はブルガリアと明治の協力を両国関係における最大の成功例として称えました。また、2004年から日本で初めてのブルガリア共和国名誉領事に就任した当時明治乳業社長の中山悠の両国関係強化への貢献を高く評価し、新しく名誉領事に就任した川村CEOもあらゆる分野における日本ブルガリア関係の発展にご寄与してくださると期待を寄せました。

川村名誉領事は二国間の伝統的に友好的な関係に協力する旨を述べ、発売より50周年をお祝いした明治ブルガリアヨーグルトが日本の皆さんに愛され、またこの明治ブルガリアブランドは中国やタイを中心としたアジア５ヵ国でファンを増していると述べました。明治ブルガリアヨーグルトを通じて、その国に暮らすお人々とブルガリア国の友好関係のお役に立てるものと自負しているとも述べました。また、ブルガリア国との協力は現在も進み、ブルガリア国営企業LB Bulgaricum社と株式会社 明治の間で、共同研究契約の締結が予定されていると言及しました。

日本外務省島田丈裕儀典長は近年日本ブルガリア関係が新たな分野で発展することを指摘しました。ブルガリアのソフィア大学INSAIT研究所と日本の理化学研究所（RIKEN）は2023年にAI分野での共同研究プロジェクトにおける協力に関するメモランダムを締結し、また日本とブルガリアは防災分野で西バルカン諸国を支援しています。

株式会社明治 松田克也 代表取締役社長、名誉領事館が所在地とする守谷市の松村修久市長が挨拶をし、参議院における日本ブルガリア友好議員連盟の石井準一会長のお祝いメッセージも代読されました。

記念式典には外務省や明治ホールディングスの代表者、平野譲在泉大津ブルガリア共和国名誉領事、日本ブルガリア協会、日本ブルガリア経済委員会、茨城県の代表者そしてブルガリアの友人の方々が出席しました。